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広告の画像が見切れる本当の理由

広告の画像が見切れる本当の理由

「入稿サイズは合っているのに切れる」

規定のサイズで作って入稿したのに、実際の配信では文字が切れている。ロゴが欠けている。よくある事故です。

原因を「サイズが違った」と考えると解決しません。サイズは合っているのに切れます。理由は別のところにあります。

原因は2つある

1. 配信面ごとの自動調整。
ひとつの画像が、複数の掲載面に自動で振り分けられます。面によって縦横比が違うので、画像は自動でトリミングされます。

さらに、媒体側に「見栄えを自動で調整する」設定があることがあります。これが有効だと、こちらが意図しない切り取りや加工が入ります。この設定は、意識していないと有効のままになっていることがあります。

2. 端末側の表示。
端末の設定によっては、画像を拡大して表示する挙動があります。これはこちらから制御できません。上下左右が少しずつ切れる前提で作る必要があります。

1は設定で制御できますが、2は制御できない。だから、切れる前提の設計が要ります。

セーフゾーンを決めておく

対策は、重要な要素を中央に寄せることです。

配置の設計として、こういう考え方をしています。

  • 文字とロゴは、上下左右から一定の余白を取った内側にだけ置く
  • 背景は端まで作る(切れても問題ない部分)
  • 縦横比の違う面に出ることを前提に、正方形に近い範囲でも成立する構図にする

具体的な余白の量は媒体と配信面によって変わりますが、厳しい面に合わせて一律にするのが運用上は楽です。面ごとに作り分けると管理が破綻します。

大きめのマスターから展開する

もうひとつ有効なのが、各サイズを個別に作らず、大きめのマスターを1枚作って、そこから各サイズを切り出す方法です。

マスターの段階で、どのサイズに切り出しても成立する構図にしておく。これができていれば、サイズ展開は機械的な作業になります。

逆に、サイズごとにゼロから作ると、枚数が増えたときに管理しきれません。修正が入ったときも、全部を作り直すことになります。

確認は、実機で

作ったあと、プレビューで確認して終わりにしないほうがいいです。

管理画面のプレビューと、実際の配信では見え方が違うことがあります。特に、自動調整が入る面ではプレビューに反映されないことがある。

可能なら、実際に配信して、自分のスマートフォンで見る。テスト配信を少額で回して確認するだけで、事故がかなり減ります。

事故は、文字が大きいときに起きる

経験上、切れて困るのは文字が大きいクリエイティブです。

文字が小さければ、多少切れても読めます。大きい文字は、端が切れると意味が変わることがある。「無料」の「無」だけが切れて「料」になる、といった事故が起きます。

インパクトのある大きな文字を使うときほど、余白を多めに取る。これは覚えておく価値があります。

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