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広告レポートを「作る」のをやめて「見張る」に変えた

広告レポートを「作る」のをやめて「見張る」に変えた

月次レポートは、遅い

月が終わってからレポートを作る。集計して、前月と比べて、コメントを書く。提出するのは翌月の上旬です。

ここで気づく問題は、すでに1ヶ月経っているという点です。月初に起きた異常なら、気づくまでに1ヶ月以上かかっています。その間ずっと、おかしな状態で配信が続いていた。

レポートの精度を上げても、この遅れは縮まりません。

毎日見る、を仕組みにする

そこで、毎日データを取得して、異常があれば通知する形に変えました。

見ているのは、極端なものだけです。

  • 費用が急に増えた、または急に止まった
  • CVがゼロの日が続いている
  • 媒体からのデータ連携自体が止まっている
  • 前週と比べて、明らかに外れた数字

細かい変動は無視します。毎日細かく見ると、ノイズで疲れて見なくなるからです。

一番多いのは「止まっている」

通知で拾えるもののうち、実際に一番多いのは配信や連携が止まっているケースです。

広告の審査で止まった。予算の上限に達していた。媒体側の連携が切れてデータが入っていない。どれも、月次レポートを作る段階では「なんとなく数字が少ない月」に見えます。

止まっていたことに気づくのが早いほど、損失が小さい。これが日次で見る一番の効果でした。

月次は、なくならない

日次で見るようになっても、月次のレビューはやめていません。役割が違うからです。

日次は「異常がないか」を見ています。月次は「方向が合っているか」を見ます。前月比の推移、媒体ごとの構成、次に何をするか。

日次だけにすると、目の前の異常には強くなりますが、全体の方向を見直す機会がなくなります。

自動化したのは集計、人がやるのは判断

仕組みとして自動化しているのは、データの取得、集計、異常の検知、通知までです。

通知が来たあとに、それが本当に問題なのかを判断するのは人です。季節要因かもしれないし、こちらの意図的な調整かもしれない。

ここまで自動で判断させると、誤検知が増えて通知が無視されるようになります。通知が無視され始めた時点で、仕組みは死にます。

なので、検知の条件はあえて絞っています。month単位で数件しか鳴らない程度に。

溜まると、資産になる

毎日の記録が溜まると、別の使い方ができるようになります。

「去年の同じ時期はどうだったか」「この媒体は、いつも月末に落ちるのか」。月次レポートだけを作っていると、こういう問いに答えられません。日次の記録が残っていると、あとから遡れます。

見張るための仕組みが、そのまま履歴の蓄積になっている。これが思っていた以上に効いています。

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