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制作会社と運用会社を分けると、何が起きるか

制作会社と運用会社を分けると、何が起きるか

分けること自体は、悪いことではない

制作は制作会社、運用は代理店。それぞれの専門性を考えれば自然な分け方です。実際、どちらも良い仕事をしていることが多い。

問題は、分けたときに「間」を担当する人がいなくなることです。

広告からLPへ、LPからフォームへ。この継ぎ目のところで成果が落ちているとき、それは制作の問題でも運用の問題でもありません。両方に少しずつ関係している。だから誰も自分の仕事だと思わない。

具体的に、何が止まるか

LPが直せない。
運用していて「このファーストビューが効いていない」と分かっても、触れるのは制作会社です。依頼して、見積もりが出て、スケジュールを調整して、2週間後に直る。広告の検証サイクルは1週間なので、まったく噛み合いません。結果、「直せない前提」で運用が組まれます。

直したことが共有されない。
制作会社がサイトを更新したときに、運用側に連絡が来ないことがあります。フォームの項目が変わった、URLが変わった、タグが消えた。計測が止まっていたことに、月末の数字がおかしくなって初めて気づく。

タグを誰が入れるか決まっていない。
計測タグは制作の範囲なのか、運用の範囲なのか。契約書のどちらにも書いていないことが多い。結果、入っていない、あるいは二重に入っている。

改善案の行き先がない。
運用して分かったことを、次のLP制作に反映する経路がない。制作は納品で終わっているので、フィードバックを受け取る枠がありません。

間のコストは、発注側が払っている

この状態で困るのは、実は発注側です。

制作会社に説明して、運用会社に説明して、両者の言い分を聞いて判断する。この翻訳作業を、社内の担当者がやっています。本来は専門家同士で話せば5分で済むことに、何往復もかかる。

しかもこの時間は、どちらの請求書にも載っていません。だから誰も「コストがかかっている」と認識しない。

分けるなら、間を誰かに持たせる

分けること自体をやめる必要はありません。実際、大規模な制作は専門の会社のほうが良いものが上がります。

必要なのは、間を持つ人を決めておくことです。

  • LPの修正を、誰がどのスピードで回すか
  • 計測タグは誰の責任か
  • 制作物への改善フィードバックを、どこに返すか
  • サイト側の変更を、運用側にいつ伝えるか

この4つを最初に決めておくだけで、止まり方がかなり減ります。決めていないと、必ず「言ってなかった」が起きます。

iASKが一体で見ている理由

iASKが広告とLPと計測をまとめて見ているのは、この間を自分で持つためです。

運用していて気づいたLPの課題を、そのまま自分で直す。計測が狂っていたら、その場で直す。翻訳の往復が発生しません。

規模が大きくなれば制作を専門会社に出すこともありますが、そのときも「間」だけは持ち続けます。そこを手放すと、また同じ構造に戻るからです。

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